
BayServer的世界観で言うと、プロキシというのは、特定の観光地に行こうとしたら、別の都市の観光地へワープしてしまった、ということになります。
BayServerをプロキシとして使うためにはWarpドッカーを使用します。WarpドッカーはClubドッカーの一種で、特定のパスや拡張子に対し、別のホストのコンテンツにプロキシするドッカーです。
Warpドッカーにはプロトコルにより以下の3種類あります
- HTTP Warpドッカー
- AJP Warpドッカー
- FCGI Warpドッカー
以下は、/wordpress以下のパスに対するリクエストで、http://localhost:8080/wordpressへプロキシする設定です。
[city *]
[town /wordpress]
[club *]
docker httpWarp
destCity localhost
destPort 8080
destTown /wordpress
Warpドッカー共通のパラメータは以下です。
パラメータ | 値の意味 |
docker | ドッカーの種類。「httpWarp」「ajpWarp」「fcgiWarp」のいずれか。 |
destCity | ワープ先の都市(ホスト名) UNIXドメインソケットの場合は「:unix:{ソケットファイル名}」 |
destPort | ワープ先のポート番号(デフォルトは80) |
destTown | ワープ先の町(パス) |
maxShips | ワープ先との間で運行される最大船舶数(最大接続数) |
timeout | 接続や読み込みのタイムアウト(秒) |
HTTP Warpドッカー固有のパラメータは以下です。
パラメータ | 値の意味 |
secure | SSL通信を行うか。デフォルトはfalse |
なお、HTTP Warpドッカーの使用するプロトコルはHTTP/1.1です。HTTP/2およびHTTP/3は使用できません。